【 心 の 詠 (うた) 】 高 橋 信 次
・諸人の心の舟は老ゆれども
神理の道は波しずかなり
・縁生の心と舟の迷いから
苦しき道も今は光りに
・初日の出色と心にはえうつり
無量の慈悲にこたえまつらん
・くるしさも楽しくもあり人生の
永久にかわらぬ転生の葦
ひかり 1971年1月号
( GLA誌前身 )
・転生の遠き古道を説き
今めざめして光り心に
・神仏の光り求めて幾星霜
悟れば仏我が心なり
・仏道の心はいずこ形のみ
遠きいにしえ元の光りに
・蓮華座す姿はあれど美術品
神理の道は今は遠くに
・諸人の歴史につもるちりの山
心に戻り法の光りを
GLA誌 1971年2月号
・いくとせか求めし道は遠かりし
悟れば光我が心なり
・法灯の光は消えていくひさし
初日の如く今はかがやく
・光背に包まれ生きる安らぎを
ともに与えん病める諸人
・苦しくも楽しきことも世のならい
滅して悟り神の光が
・貧しくも心は豊神の子は
かたち無常とおのが悟りに
・とこしえに変らぬ命悟りなば
今一寸の心光に
・文明に心を失せし諸人に
足ること諭し永久の光を
GLA誌 1972年1月号
・歩めども歩めどつきぬ法の道
歩みのなかに安らぎぞあり
・原説の般若の教え心あり
行じる道に法のともしび
・年明けて思い新らたに法の道
為さねば成らぬ今日のちかいぞ
・雨もあり風もある人の世の
苦楽は己がとらわれの身に
・かわりなく照しつづける陽の光
慈悲のみたまを己が心に
・やすらぎはたゆまぬ行に育くまる
ぬれてにあわのなきことを知れ
GLA誌 1973年1月号
・めぐり来る初春楽し朝の夢
光り輝く友の姿が
・正道の光に満ちて目ざめたり
年たちかえる元朝の夢
・年を経て心の道に迷いなば
法を頼りに正道を行く
・暖かき陽ざしの如くへだてなく
己が慈愛を友に施せ
・苦しみの因断ちきりて暗きより
光り輝くおのが心に
GLA誌 1974年1月号
ひかり 1971年1月号
( GLA誌前身 )
GLA誌 1971年2月号
GLA誌 1972年1月号
GLA誌 1974年1月号
- 完 -
2020.08.16(日曜日) UP
|