引 導 文
これは、高橋信次先生が、叔母様が亡くなられた時に引導を渡されたものですが、
創価学会であった為日蓮上人とあります。
その他、○○とある所は適宜(てきぎ)計らい下さい。
一般の方にも出来るように少し変えた所もあります。
○○さん私です。貴方(あなた)は死んだのです。
私がわかりますか。
貴方はこの世での修業は終わったのです。生きている時、私が話した事を思い出して下さい。
今、貴方は、私達この世の人達の目には見えませんが、貴方はみんなが集まっているのがわかりますね。
今、貴方の人生の卒業式にみんな集まっているのですよ。
貴方は、私達生きている人達と違う光の体です。光子体という体に乗り換えたのです。
私の声は良く聞こえるでしょう。今、私が光を入れたから楽になったでしょう。
これから、私の話すことを良く聞き、忘れずに実行して下さい。
私達人間は、何の為に生まれて来たのでしょう。
それは、あの世もこの世も神様が創られ神様の体なのです。その神様の体を調和させる為に万物の霊長として産声をあげたのです。
神様の体の中で、争いや戦争をされたのでは、神様は困ってしまいます。
だから私達人間は、この神様の意志である調和を目指す神の子として、与えられた仕事をして、悲しみや苦しみに負けず、魂・心を磨き進化させるために生まれて来たのです。
ですが、私達の目には、今貴方の姿が見えないように大変不自由な目です。また耳も、今、貴方の声が聞こえないように不自由な耳です。
神様は人間を創った時、あの世の人が見ると盲目と同じように創ったのです。
わかりますか。
ですから、お釈迦様でも、日蓮上人でも、みんなこの世に出ると盲目同然になり、この地上界を魂・心の修行場として生まれて来たのです。
この大変難しい世の中で、修行を成し遂げた方が悟ったということです。
大きく悟った方がお釈迦様です。( 高橋信次先生です )
そして多くの人々を救い、人間の生き方を教えたのです。
それが仏教です。それが正法です。
私も貴方もみんな盲目のように、人生の荒波の中でどうしても自分が大事で、自分中心になってしまうのです。
だからある時は怒り、人を恨み、また悪口を言い、また妬(ねた)んだり、愚痴を言ったりするのです。
何とかして自分を良くしようと、嫌なことがあると皆のせいに、人のせいにしてしまうのです。
あの人が悪い、この人が悪いと、自分だけは正しいというようにして、この人生を終わってしまうのです。
これは本当にみんな大変いけない事なんです。
私達人間は万物の霊長として、この地上界で一番偉いのです。
犬や猫とは違うのです。
だから神様と同じように、この人生を過ごして行かなかったことを、何卒神様赦してあげてください。
今貴方は神の子としての裁きを、自分の善なる心・良心で受けるのです。
いいですか。子供の時はどうだったか、お父様、お母様を困らせるようなことはなかったか。
友達に意地悪はしなかったか。
向こうがやったから私もやったんだ、ということは駄目なんです。
私達は神の子です。
相手のことは一切言ってはなりません。
相手が悪ければ、その人はその悪い分量だけ苦しむでしょう。
その償いは、必ずその人が受けるのです。
だから私達は、人のことは言ってはいけません。
自分の心で悪いと思うことがあったら手を合わせ、
神様に「どうか私をお許しください」と心からお詫びをして下さい。
そして小さい時からのことを思い出して、
青年(娘)の頃はどうだったか、結婚してからは良き夫(妻)であったでしょうか、
良き父(母)であったでしょうか。
貴方は生まれて死ぬまでの一生を生きたのですから、良く考えて人に悪い思いをさせたことを反省して下さい。
心からするのです。
本当に心から、誰々さんにあの時申し訳なかったと反省すれば、あなたは許されるのです。
生まれてから死ぬまでの○○年間を反省すれば、貴方は光の世界に行けるのです。
そこは天国です。極楽です。
たとえお釈迦さまにお願いしても、日蓮上人にお願いしても天国に行くことは出来ません。
私達人間を助けることの出来るのは、自分だけなのです。
自分の善なる心です。それは反省しかないのです。
自分が作った罪は自分が償うのです。他人がやって、消してやることは出来ないのです。
分かりますか。○○さん、
今まで長い年月、病気の貴方を見て来ました。
私も貴方を助ける事は出来ないのです。
私は貴方が助かる方法を、早く天国に帰れる方法を、教えてやれるだけなのです。
これが宇宙の決まりです。天国に行けるのは、貴方自身の反省しかないのです。
分かりますか、○○さん。
それからいくら苦しくとも、今生きている人達に頼って憑(つ)いてはいけません。
憑けば又罪を作ってしまいます。
又お墓に行くのでもありません。もちろん家に帰ってもいけません。
私が貴方に話したように、反省しますと、貴方の守護霊、魂の兄弟が迎えに来てくれます。
又、友達で悟られた方、先祖で悟られた方々が迎えに来てくれます。
この迎えに来てくれた人達と行くのです。
そこは収容所です。収容所以外は地獄です。
だから、その収容所で反省するのです。
天国は貴方の心次第です。
そこは、光明の世界です。
明るい世界です。わかりますか。
最後に、私も貴方にお世話になりました。本当に有り難うございました。
悲しみにつけ、苦しみにつけ、喜びにつけ、○○年間大変お世話になりました。
お許し下さい。心からお詫び致します。
心から貴方の、ご冥福をお祈り致します。
- 終わり -
心の原点 213ページより
亡くなった直後の肉体先祖の前に、感謝の心を捧げて花や食物の供養をする、それは良いことだ。
なぜなら、死亡したばかりの者達の多くは、この地上界での生活の延長を意識している者達が多いからである。
そのため、食事という問題については、彼らも希望している場合があるからだ。
しかし、内臓疾患などによって、この世を去るとき、食事もほとんどのどにとおらなかったような者達に、供養しても無駄である。
彼ら自らが、なぜ死ななければならなかったのか、ということが理解できない場合、そのほとんどが地獄界に堕ちてしまう場合が多いからである。
そういう者には、死に対する原因と、人生における行為と心の在り方を、正しいという心の規準で、その誤りを教えてやることが大事なのである。
それに、いかにむずかしい経文を唱えても、生前に解らなかった人々が、死んですぐ解るわけはないのだ。
彼らに解りやすい言葉で、一切の執着から離れる方法を教えてやることが先決なのである。
病気で亡くなった人々に対しては、
「もはやあなたは病気ではないのだ。今までの肉体は滅びても、新しい肉体の舟を持っているではないか、今のあなたは病気から解放されたのだ。
古い肉体は消失しても、腐敗しても、すでにあなたはこの地上界の者ではないということを自覚して、自分自身に嘘のつけない、善なる心で、人生におけるあなたの思ったこと、行ったことを一つ一つ反省して、もし誤りがみつかったならば、心から神にお詫びすることだ。その時、あなたの心の曇りは晴れ、神の光によって満たされ、あなたは救われるのだ」
と噛んで含めるように教えてやることが大事であるということだ。
- 終わり -
正法誌 40号 より ( 1981.12月 )
不成仏霊を成仏させる正しい方法
たとえその死に方が事故死であろうと、変死であろうと、現在の日本では多くの場合は葬式の時にお坊さんが来て「成仏できる」とお経を上げ、その後も命日にはお経を上げているわけである。それでも成仏できない霊がいるから、いろいろな霊的現象が起ってきているわけである。
護摩供養は生きている人の一時の気休めにはなっても、それでカルマと霊障害が断ち切れられることには絶対にならない。
ではどうすればいいのであるか。
それにはまず供養する人が心を調和させてからすることが大事である。
1.神が全宇宙の創造主であり、神は智慧そのもの、慈悲そのものであることを信ずること。
2.人間は神の子であり、自分の心の中に、神の智慧と慈悲が存在することを自覚すること。
3.肉体は、霊の修行のための乗りものであって、本当の自分ではないことを自覚すること。
4.この世のものは、霊を修行するための単なる道具であることを知って、この世のものに執着しないこと。
5.以上のことをよく自覚した上で、心を明るく調和させること。
調和したいと思っていても、現実には不調和でとても調和する心にはなれないという人もいるであろう。
また、自分は正法で調和したいと思っていても、家族が反対しているという場合もあるであろう。
現実がまだ不調和であるからといってそれにとらわれる必要はないのである。誰しもが、一足飛びに完全に調和するということは出来ないのであるし、徐々に調和されていくのがこの地上の、現象界の相なのであるから、たとえ現実はまだ不調和であり、家族は反対していても、心の中に調和された状態をアリアリと描いて、自分の心の波長を神に合わせる気持ちで、「先祖供養」を唱えればいいのである。
先祖供養
先祖代々の諸霊よ 私たちに肉体をお与えくださいましてありがとうございました。
私たちは神仏の子としての使命を悟り 正法の生活を実践しております。
皆さまの冥福を心からお祈りいたします。
もし諸霊の中に 暗い世界におられる先祖がございましたら よく私の申し上げる神理をお聴きください。
皆さまは この世の肉体は持っておられませんが 私の話しはおわかりいただけるはずです。
暗い世界は地獄でございます。
なぜ地獄で生活しておられるのか おわかりになりますでしょうか。
それは 人間として生活しておられたときに 神仏の子としての使命を果たさなかったからでございます。
自分のことばかりを考えて 心から人びとに慈悲や愛を与えたでしょうか。
人を恨んだり 妬んだり そしったり 怒(いか)ったりしたことをよく思い出されて
悪かったことを反省してください。
自分でつくった過ちを反省し 神の許しをお願いしてください。
心は安らぎ 必ず天上界に行(ゆ)けます。
神理の経文を供養いたしますから よく心に受けとめてください。
( 心行を朗読し、最後に )
大宇宙大神霊・仏よ 迷える霊に光をお与えください。 諸霊に罪をお許し下さい。
実在界の光の天使よ 迷える霊に光をお与えください。 安らぎをお与えください。
実在界の諸天善神よ 迷える霊にお救いください。 いっさいの魔よりお守りください。
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病死したり、事故死した人には、「先祖代々の諸霊よ」という代わりに、生前の名前を呼びます。
「もし諸霊の中に 暗い世界におられる先祖がございましたら」という所は、名前を呼んで、
「○○○○さんの霊よ、あなたが暗い世界にいられたら」といえばよいのです。
先祖でもなく、また名前も分からないが、霊的現象が起っている場合は、
「この場所に執着している霊よ、あなたも神の子として肉体を持たれたのでありました」といえばよいのです。
また、他人の古い家を壊して新しい家を建てるとか、人が住んでいた土地を買った時とかは、
「この土地に関係のある霊よ」といえばよいのです。
- 終わり -
2014.05.04 UP
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